糖尿病と歯周病の関係性について🍭それぞれが及ぼす悪影響とは?🦷
みなさん、こんにちは。
かわせみデンタルクリニックです🦷♪
今回は、歯周病と糖尿病との関係についてお話させていただこうと思います。
歯周病とは?
まずはじめに歯周病とは、歯に付着する歯垢の中に含まれる歯周病原細菌を原因とする病気です。
現在、30歳以上の成人の約80%が歯周病にかかっており、歯を失う原因の第1位になっています。
歯周病の初期は細菌の毒素により、歯肉に炎症を起こします(歯肉炎)。
それが進行すると徐々に歯と歯のすき間のみぞ(歯周ポケット)が深くなり、次に歯を支えている骨を溶かし始め、進行すると歯がグラグラと揺れ動くようになります(歯周炎)。
歯周病菌は、腫れた歯肉から容易に血管内に侵入し、全身に回ります。血管に入った細菌は体の免疫力で死滅しますが、歯周病菌の死骸のもつ内毒素は残り血糖値に悪影響を及ぼしているということがわかってきました。
糖尿病とは?
糖尿病とは、血液中の血糖が慢性的に多い状態となり、血糖値が高くなる病気です。
これは、すい臓から分泌されるホルモンの1つである「インスリンの作用不足」によって起こります。
「血液中の糖をエネルギーに変えて肝臓や筋肉、脂肪組織で貯蔵するために働くホルモン」これが
インスリンの役割です。
糖尿病には1型と2型があり、1型はすい臓のβ細胞が破壊され、インスリンが分泌できなくなります。2型は糖尿病の90%以上を占め、遺伝子要因と環境要因が原因でインスリンの分泌量が少なくなるか、身体が反応しなくなって起こります。
環境要因では、運動不足と食生活の欧米化による脂質摂取量の増加が指摘されています。
現在、糖尿病の患者さんは約950万人ですが、その可能性を否定できない人が1320万人あり合わせると2210万人いると言われています。
歯周病と糖尿病の相互作用とは?
歯と歯のすき間の溝(歯周ポケット)からは、出血や膿など炎症に関連した化学物質が流出し、
それらが血管を経由し体中に放出されています。
血流にのった炎症関連の化学物質は、体のなかで血糖値を下げるインスリンを効きにくくします。
そのため、歯周病の方は糖尿病が発症・進行しやすくなると考えられています。
また糖尿病の方は唾液の分泌量が低下し、唾液中の糖分の濃度が上昇します。
こうした条件が重なることで「プラーク(歯垢)の付着」・「細菌の増殖」が加速し、歯周病が進行すると考えられています。
糖尿病になると、感染を防ぐあらゆる身体の機能が低下することが知られています。
また、糖尿病の人はそうでない人と比べ約2倍歯周病になりやすいことがわかっています。
なかでも、HbA1cが6.5~7.0%あたりの方は歯周病が悪化するリスクが高くなり、HbA1cが9%を超えるとさらに悪化しやすくなります。
重症化しないためにできること
では、歯周病・糖尿病を悪化させないためにはどうすればよいのでしょうか?
最近では歯周病と糖尿病は密接に関連しているため、歯周病の治療をすると血糖コントロールが改善するという研究成果も数多く報告されています。
「歯周病の治療」とは、患者さん自身のブラッシングによるプラークコントロールをしっかり行い、歯科医院で炎症の原因となっている歯石を確実に取り除く(スケーリング)ことです。
歯周病の原因因子を除去することで、歯肉の炎症をコントロールし、インスリン抵抗性を改善・血糖コントロールも改善するということが、日本での研究を含めた多くの臨床研究で報告されています。
歯周病・糖尿病の予防、重症化させないためには、お口の中を清潔に保つことが非常に重要なんです🦷✨
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