虫歯を予防してくれるフッ素!
年齢別のフッ素濃度と、当院お勧めの歯磨き剤をご紹介します
みなさん、こんにちは。
千葉県船橋市本町にある歯医者【かわせみデンタルクリニック】です。
みなさんは歯磨き剤をどのように選んでますか?
歯磨き剤には、製品によってさまざまな成分が含まれています。
そのため、年齢やお口の状態に合わせて選ぶことが大切です。
今回は、特に予防効果が期待できる「フッ素」にクローズアップして、歯磨き剤の選び方と使い方をご紹介します。
歯磨き剤はフッ素入りがおすすめ
歯磨き剤によって含まれる成分は異なります。
着色が気になる方は研磨剤入りを、歯周病が気になる方はIPMP(イソプロピルメチルフェノール)配合のものを選ぶなど、お口の状態によって適した歯磨き剤をお選びください。
年齢を問わず、歯磨き剤はフッ素配合のものを選ぶことをおすすめします。
フッ素には次のような虫歯の予防効果があります。
・歯質を強くし、酸に溶けにくい歯にする
・歯から溶け出した成分を取り戻す(再石灰化)ことを促す
・細菌が酸を作り出すのを抑制する
フッ素の濃度は歯磨き剤によって異なるため、年齢やお口の状態に合わせて使うようにしましょう。
歯磨き剤選びに迷ったら、当院スタッフにお声がけください。
年齢ごとの歯磨き剤の使い方と磨き方
日本口腔衛生学会、日本小児歯科学会、日本歯科保存学会、日本老年歯科医学会では2023年に合同で以下のような「フッ化物配合歯磨剤の推奨される利用方法」を公開しています。
フッ化物とはフッ素のことで、どの年齢にも共通しているのは、フッ素配合の歯磨き剤をすすめている点です。
歯磨き剤の量や磨き方なども確認してみてくださいね。
年齢 | 歯磨き剤の量 | 歯磨き剤のフッ素量 | 磨くときの注意 |
歯が生えてから 2歳くらいまで | 米つぶくらい (約1~2mm) | 1000ppmF (日本の製品であれば900~ 1000ppmF) | ・就寝前を含めて1日2回歯磨きをする。 ・1000ppmFの歯磨剤をごくわずかだけ使う。歯磨き後はティッシュなどで歯磨剤をやさしく拭き取ってもOK。 ・歯磨き剤は、子どもの手が届かない場所にしまっておく。 ・歯科医院で仕上げ磨きのやり方をアドバイスしてもらう。 |
3~5歳 | グリーンピースくらい (約5mm) | 1000ppmF (日本の製品であれば900~ 1000ppmF) | ・就寝前を含めて1日2回歯磨きをする。 ・歯磨きが終わったら、歯磨き剤を軽く吐き出す。うがいができるなら、少量の水を使って1回だけうがいする。 ・子どもだけでは歯ブラシに適切な量の歯磨き剤を出せない場合は、保護者が行う。 |
6歳~ 大人・高齢者 | 歯ブラシ全体につくくらい (約1.5cm~2cm) | 1500ppmF (日本の製品であれば1400~1500ppmF) | ・就寝前を含めて1日2回歯磨きをする。 ・歯磨きが終わったら、歯磨き剤を軽く吐き出す。うがいができるなら、少量の水を使って1回だけうがいする。 ・インプラントなどチタン製の歯科材料で歯の治療をした後も、歯がある間はフッ素配合の歯磨き剤を使う。 |
(※参考:日本口腔衛生学会、日本小児歯科学会、日本歯科保存学会、日本老年歯科医学会 – 4学会合同のフッ化物配合歯磨剤の推奨される利用方法 より)
当院おすすめの歯磨き剤はこれ!
フッ素配合の歯磨き剤はいろいろな種類が出ていますが、【かわせみデンタルクリニック】では、LIONの「Check-Upシリーズ」をおすすめしています。
Check-Upシリーズでは、すべての年齢とむし歯リスクの状態に合わせたフッ素配合の歯磨き剤が取り揃えられています。
低発泡で低香味、低研磨なのでじっくり磨くことができ、うがいも最低限で済ませられるので、フッ素の効果をより保ちやすくなります。
詳しくはメーカーのホームページをご参照ください。
LION Check-Up歯磨剤のメーカー公式ページはこちら
また、歯磨きとともにフッ素配合の洗口液を使用してうがいをするのも、虫歯の予防に効果的です。
詳しくは次のコラムをご覧ください。
コラム「乳歯列期からとり入れましょう🥛!虫歯予防に効果的なフッ素洗口について🦷✨
歯磨き剤や洗口液、デンタルグッズ、歯の磨き方などでわからないことがありましたら、どうぞご遠慮なくお尋ねください。
ご一緒にお口の健康を守っていきましょう。