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デンタルインプラント手術は、抜歯よりも痛みが少ない

インプラントの手術って痛いんじゃない?

デンタルインプラントの手術は主に局所麻酔で行われます。抜歯と同じで、いわゆる注射の麻酔です。麻酔が効いてしまえば痛みなく処置が可能ですし、炎症が起きていて麻酔が効きにくい可能性のある抜歯と比較して、炎症のない正常な骨のある場所に処置を行うインプラント手術は麻酔が効きやすいです。

インプラント手術、術後の痛みは?

デンタルインプラント手術の後、多くの方が経験するのは、軽度から中程度の不快感[1]です。具体的には、手術した部分の痛み、歯茎や顔の腫れ、軽いあざ、少量の出血などが見られます 。これらは、体が傷を治そうとする自然な反応であり、通常は数日で落ち着きます 。  

もちろん、痛みの感じ方には個人差がありますが、適切な痛み止めを使えば、ほとんどの場合、十分に管理できるレベルです 。  

「抜歯」と比べて、インプラントは痛い?

多くの方が「抜歯」の経験をお持ちだと思います。インプラントをする予定の場所は歯がないためで、つまりインプラント手術前に歯を抜いている状態だからです。そして実は、インプラント手術の痛みは、皆さんが想像するよりも少ないかもしれません。

  • 単純な抜歯と比べて 意外に思われるかもしれませんが、多くの研究や患者さんの声によると、デンタルインプラント手術後の痛みは、単純な歯の抜歯と同程度か、場合によってはそれよりも少ないと報告されています [2,3] 。これは、インプラント手術が精密に行われ、術後の痛みを抑えるための工夫がされているためと考えられます。  
  • 親知らずの抜歯と比べて 親知らずの抜歯は、しばしば強い痛みを伴うことで知られています。インプラントと親知らずの抜歯を直接比較した研究は多くありませんが、親知らずの抜歯は、歯科口腔外科の痛みの研究で「基準」として使われるほど、痛みを伴う処置です 。親知らずの抜歯で効果が認められた痛み止めの使い方や、痛みを和らげるための様々な方法は、インプラント手術の痛み管理にも応用されています 。  

なぜ痛みは起こるの?

インプラント手術後の痛みの主な原因は、手術による組織への刺激と、それに対する体の自然な「炎症反応」です 。インプラントを顎の骨に埋め込むために、歯茎を切開し、骨に小さな穴を開ける必要があるため、一時的に痛みや腫れが生じます 。  

まれに、神経の損傷、感染、インプラントのずれ、骨との結合がうまくいかないといった合併症が起こると、痛みが長引いたり、強くなったりすることがありますが、こういったイレギュラーな事態はインプラント手術に限らず、抜歯も含め外科手術においては起こり得る可能性があります。

まとめ

抜歯の痛みや恐怖に耐えられたのであれば、インプラント手術はそれより軽い場合がほとんどですので問題なく行えると考えて頂いて構わないと考えます。

引用文献

  1. 歯科インプラント手術における予防的鎮痛:ランダム化比較試験の系統的レビューとメタアナリシス Preemptive analgesia in dental implant surgery: A systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials
  2. AlQutub, A. W. (2021). 歯科インプラント埋入後の痛みと抜歯後の痛みの比較 Pain Experience after Dental Implant Placement Compared to Tooth Extraction International Journal of Dentistry, 2021, 4134932.
  3. 抜歯とインプラント手術の痛みの比較 Comparison of Pain between Tooth Extraction and Implant Surgery. Isfahan University of Medical Sciences. (2019).

インプラントについての詳細はこちらを御覧ください。

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