あなたの歯の残り方を選ぶ
まず、ここから。歯がない部分を押してください。押すたびに「ある/ない」が切り替わります。
代表的なコース図の第1段階
歯がそろっている
上下とも、前歯と左右の奥歯がそろっています。咬む力を左右の奥歯と前歯で分け合える状態です。
くわしく(参考:宮地の咬合三角)閉じる:くわしく(参考:宮地の咬合三角)
出典:宮地建夫 日本補綴歯科学会誌 2013/歯の図:BodyParts3D(CC BY-SA 2.1 JP・改変あり)
かわせみデンタルクリニック
歯は、ある程度決まった順番で失われていく傾向があります。今の歯の残り方を選ぶと、カマー(Cummer)の分類をもとに、この先の道筋をたどれます。歯の残り方から、カマーの分類に沿った道筋を図でたどれます。次の1本を守る手立てを考えるためのシミュレーターです。今の歯の残り方を選ぶと、欠損歯列のコースでの型と、この先失いやすい順番が図で分かります。
まず、ここから。歯がない部分を押してください。押すたびに「ある/ない」が切り替わります。
代表的なコース図の第1段階
上下とも、前歯と左右の奥歯がそろっています。咬む力を左右の奥歯と前歯で分け合える状態です。
出典:宮地建夫 日本補綴歯科学会誌 2013/歯の図:BodyParts3D(CC BY-SA 2.1 JP・改変あり)
むし歯・歯周病の予防と定期健診で、この状態をできるだけ長く保ちます。
この画面の型は、奥歯・前歯の「ひとかたまり(ブロック)」ごとに歯がない状態を表しています。奥歯がひとかたまりない場合は、奥側に支えにできる歯がないため、ブリッジ(両隣の歯を支えにして橋をかける方法)は使えません。前歯6本がまとめてない場合も、支えの歯への負担が大きすぎるため、ふつうはブリッジにしません。そのため、主に入れ歯かインプラントで補います。
どの方法にも利点と注意点があり、お口や全身の状態、ご希望によって選びます。担当の歯科医師とご相談ください。
左端の Type 1(歯がそろった状態)から、1か所ずつ歯を失うごとに右の列へ進みます。型を押すとその型を選び、その型と次に選べる型を中心に表示します。そこから辿れない型は「ほか○型」にまとめて隠れ、押せません。押した順はオレンジの線で残ります。
図は横にスクロールできます →
Type 1(歯がそろった状態)から、1か所ずつ歯を失う型を選んで下へつなげます。上の型を押すと、そこまで戻れます。
欠損歯列のコースの64型は、カマー(Cummer)の分類を整理したものです。上下のあごをそれぞれ「右の奥歯・前歯・左の奥歯」の3つの部分に分け、どの部分に歯が残っているかの組み合わせで、歯の残り方を64の型(2の6乗)に分けます。1本ずつの本数ではなく、歯が残っている場所の組み合わせで整理するため、歯の失い方の流れ(どこから失い、次にどこを失いやすいか)を型の移り変わりとして見られます。
この画面の Type の番号は、すべての部分に歯がそろった状態が Type 1、上下とも歯がない状態が Type 64 です。番号は「下あごの型 × 8 + 上あごの型 + 1」で決まり、同じ行の8つは下あごの残り方が同じ型です。左右を入れ替えただけの型は別の番号になります。
「代表的な道筋」は、歯を失っていくときによく見られる進み方を、型のつながりで示した図です。歯がそろった状態から奥歯を失いはじめ、奥歯で咬む支えを失い、最後は上下で咬み合う歯がなくなる(すれ違い、片あごの総入れ歯)までの4段階で表しています。
もとになったカマーの分類(1920年代)は、歯が1本ずつある・ないの組み合わせ(上あごだけで65,536通り)を数えたものです。日本の補綴歯科で、これを3つの部分ごとの有無にまとめたのがこの64型の表で、「欠損歯列のコース」の図とあわせて紹介されています(宮地建夫,2013年)。
型は歯が残っている場所だけで分けるため、歯の揺れや本数の細かな違いは表れません。お口の状態を大まかにつかみ、この先の見通しを考えるための目安です。
出典(64型の表と「欠損歯列のコース」の図は文献1による)
横軸に残っている歯の数、縦軸に上下で咬み合っている歯の組の数(咬合支持数)をとり、点の位置で咬み合わせの崩れの程度をみる目安です(宮地建夫、1981年)。左上の頂点が歯のそろった状態(28本・14組)、右下の隅が歯のない状態です。図と樹形図の色は、この4つのエリアを表しています。
出典
咬合三角は文献1、4つのエリアの名前(咬合欠損・咬合欠陥・咬合崩壊・咬合消失)は文献2による。
この画面の点は、6つの部分の有無から数えたおおよその位置です(前歯6本・左右の奥歯4本ずつ。親知らずとブリッジのダミーの歯は数えません)。歯の揺れや歯並びの乱れは数に表れないため、お口の状態を大まかにつかむ目安として使います。
咬み合っている側の奥歯と前歯に力が集中し、残った歯の負担が増えます。代表的な道筋では、次に下の反対側の奥歯や、上の反対側の奥歯を失う方向へ進みやすいとされています。咬み合わせを補う方法を、早めに担当の歯科医師とご相談ください。
奥歯で咬む支えがなく、咬む力を前歯だけで受けるため、前歯に負担が集中しやすくなります。上の前歯が前に開いたり、揺れたりしやすくなることがあります。
上下とも歯は残っているのに、上の歯と下の歯が向かい合う位置になく、咬み合う組がない状態です。咬み合わせを入れ歯で支えることになり、治療が難しくなりやすい状態の一つです。
歯が何本か抜けた歯並びを、どの歯が残っていて、どの歯がないかで分ける分類です。1920年代にカマー(Cummer)が、部分入れ歯を考えるために、歯が1本ずつある・ないの組み合わせを数えたのが始まりです。日本の補綴歯科では、これを上下のあごの「右の奥歯・前歯・左の奥歯」ごとの有無にまとめた64の型(欠損歯列のコース)として使い、型のつながりで歯の失い方の流れを見ることができます。
残っている歯の数と、上下で咬み合っている歯の組の数(咬合支持数)から、咬み合わせの崩れの程度をみる目安です(宮地建夫、1981年)。
いいえ。歯を失っていく代表的な傾向を示した目安です。実際の経過は、歯周病やむし歯の状態、咬む力、治療の内容などによって一人ひとり異なります。
歯を失っていく代表的な道筋を示した説明用の図です。実際の経過は、歯周病やむし歯の状態、咬む力、治療の内容などによって一人ひとり異なります。治療の方法は担当の歯科医師とご相談ください。
監修 中村 瞬 かわせみデンタルクリニック 院長/歯学博士(歯科麻酔学)/日本歯科麻酔学会 認定医
最終更新:
正面から見た歯の図は、下の3Dデータをもとに作った模式図です(改変あり。出典の詳細)。実際の歯ぐきの形や骨のやせ方を示すものではありません。