歯周病PERIODONTAL
軽度から重度まで、
歯周病の進行段階に
合わせて改善
歯周病は、初期段階では自覚症状がほとんどありません。気がついたころには、歯を支えている顎の骨は溶かされていき、歯がグラついたり、最後に歯が抜け落ちてしまうなど重症化してしまうリスクが高い病気です。「治療を開始してもなかなか治らない」とお悩みの方も少なくありません。
歯周病を改善するためには、進行段階に合わせた治療が必要です。
当院では、初期治療から外科治療まで、患者さんお一人お一人に合わせたオーダーメイドの治療をご提案します。
当院の歯周病治療
▶歯周病の初期から重度まで、
幅広く対応
歯ぐきが腫れたり、歯がグラグラするといった初期～中等度の症状の方だけでなく、食べ物がうまく噛めなくなるような重度の歯周病まで対応いたします。
「ずっと治療しているのによくならない」「他院で抜歯が必要だと診断された」とお悩みの方も、当院へご相談ください。症状の程度を見極め、適した治療法をご提案します。
重症の方には、歯周外科手術、歯周組織再生治療などの高水準な治療で改善をめざします。
▶「歯科衛生士担当制」で
オーダーメイドの診療を提供
当院は患者さん1人に歯科衛生士が1人つく「歯科衛生士担当制」を導入しています。
同じ歯科衛生士が担当することで、患者さんの些細なお口の中の変化にもいち早く気づくことができ、早期発見・早期治療につなげられます。
また、お一人お一人の生活習慣に合わせた、いわば「オーダーメイドのセルフケアのアドバイス」を行うことも可能です。
歯周病の治療は、毎日のセルフケアを効果的に行うことが重要になってきます。歯科衛生士と二人三脚で、改善を目指していきましょう。
歯周病治療の流れ
歯周検査
当院では、お一人お一人にオーダーメイドの治療をご提案できるように初回の検査に力を入れております。レントゲン撮影、お口の中の写真撮影、歯と歯ぐきの間にできた溝（歯周ポケット）の深さを測る検査などを行います。
カウンセリング
カウンセリングでお悩みやライフスタイルなどを丁寧におうかがいします。歯周病の改善には、患者さんのセルフケア方法や生活習慣を詳しく知る必要があるからです。
検査結果をもとに、病状の説明と適した治療方法をご提案します。
歯周基本治療
- スケーリング
スケーラーという機器を使用して、歯磨きでは落としきれない歯垢（プラーク）や歯石を取り除きます。おもに歯ぐきから上の、目に見える部分のクリーニングです。
- ルートプレーニング
歯肉に隠れた歯の根元に付着している歯石を取り除きます。麻酔をした後に、手用のスケーラーで1本1本丁寧に行います。
- 歯磨きや生活習慣の指導
歯周病は生活習慣病ですので、改善していくためには歯科医院で行う治療だけでなく、ご自宅で行う毎日のセルフケアが欠かせません。歯磨きの仕方や清掃用具のアドバイス、患者さんお一人お一人に合わせた生活習慣の指導を行っていきます。
歯周外科治療
重度の歯周病の方には、歯ぐきを切り開き、歯根に付着した歯石を除去する「フラップ手術」を行います。フラップ手術に合わせて、歯周組織が失われている場合は、必要に応じて「エムドゲイン」や「リグロス」を使った歯周組織再生治療も行います。
メンテナンス
治療後も、歯ぐきや骨の状態を定期的に確認していきましょう。
1年に3～4回くらいを目安に歯科医院でメンテナンスするのが一般的ですが、治療後のお口の状態によってメンテナンスの期間は異なります。
歯周病はプラークと歯石を除去して、良好なお口の環境を保っていくことで予防できます。完全な除去は難しいですが、丁寧なセルフケアと歯科医院で定期的なクリーニングを行っていけば、症状の進行は抑えていくことが可能です。
重度の歯周病の治療
▶歯根についた歯石を取り除く
歯周外科治療「フラップ手術」
重度の歯周病になると、歯と歯ぐきの間の溝が深くなり、スケーリングだけでは歯石を取り除くことはできません。
そこで、歯ぐきを切り開いて、歯根に付着した歯石を取り除く「フラップ手術」を行います。フラップ手術を行えば、歯石を徹底的に取り除くことが可能です。
▶失った歯周組織を取り戻す
歯周組織再生治療
「エムドゲイン」「リグロス」
当院では、歯周病菌によって溶かされてしまった歯周組織を再生する治療が受けられます。歯を支えている骨が溶かされて、やがて歯が抜け落ちてしまうのを食い止められる外科治療です。
エムドゲインの特徴自由診療
エムドゲインは、たんぱく質の一種である「エムドゲイン ゲル」を歯根の表面に塗布することで、溶けてしまった顎の骨や歯根膜などの歯周組織の再生を促す治療です。
世界40ヶ国以上で使用されていて、日本では2002年に厚生労働省に認可されている安全性の高い治療法です。
※自由診療です。
110,000円(税込)～
※症状によっては適応できない場合があります。
※再生できる量には個人差があります。
- 歯周組織と骨の再生スピードを高められる
- たんぱく質の一種で合併症のリスクが少ない
- 20年以上の歴史がある
安全性の高い治療法
メリット
リグロスの特徴保険診療
「フラップ手術」で歯の根元に付着した歯石をきれいに取り除いた後で、歯槽骨の欠損部に「リグロス」を塗布します。
細胞を増やす成長因子を含む「リグロス」を塗布することで、血管や細胞の成長が促されて、歯周組織が再生します。
「リグロス」は、やけどや床ずれなどの治療にも使用されており、2016年に厚生労働省の認可を受け、保険が適用されるようになりました。
- 健康保険が適用される
- フラップ手術中に塗布できる
- 医科の分野でも使用されている