今さら聞けない!?インプラント。デメリットもきちんと知って選択肢のひとつに🦜
みなさんこんにちは✨船橋の歯科かわせみデンタルクリニックです。
2024年がスタートしましたね。
元旦から続く能登の地震で被災された方々に 心よりお見舞い申し上げます。
テレビから流れる連日の心痛むニュースには 何気ない日常のありがたさを痛感させられ、被災された方に自分は何ができるのだろうかととても考えさせられる幕開けとなりました。
一体、どんな一年になるのでしょうか。
さて、今年もみなさんの(歯の)痛みにできるかぎり寄り添えればと思っております。
本年もどうぞよろしくお願いいたします🦜✨
今回は みなさんもきっと一度は耳にしたことがあるはず、 『インプラント』についてみなさんと一緒に考えていきたいと思います✨
「インプラント」とは、体内に埋め込む医療機器などの人工物、あるいはその技術の 総称です。義足や義手、ペースメーカーなどもインプラントです。
歯科においては、歯を失った場合に 顎の骨に人工の歯根を埋め込み、その上に人工の歯(被せ物)を装着することで、 正式にはデンタルインプラントと呼びます。
現在は デンタルインプラントを省略して「インプラント」と呼ぶことが一般的となっています。
そして、歯科におけるインプラントは、主に3つの部品で構成されます。
顎に埋め込む人工歯根、人工歯根と人工歯をつなげて人工歯を支える支台、そして 歯の代わりとなる人工歯の3つです。中には、インプラント体とアバットメントが一体化しているタイプもあります。
1. インプラント体(人工歯根)
2. アバットメント(支台)
3. 上部構造(人工歯)
4. 歯肉(歯ぐき)
5. 歯槽骨(顎の骨)
インプラントは、歯を失った場合におすすめの治療法になります( 骨や口の中の状態によってはインプラント治療が受けられない方もいます) が、その一方で デメリットも存在します。今回は 敢えてそのデメリットをメインにお伝えすることで、インプラント治療を今後検討される際のご参考になればと思っています。
✨Merit(メリット)✨
隣り合う歯を傷付けることなく 、
① 審美性✨ 自分の歯(天然歯)と同じような見た目になる
② 機能性✨天然歯と同じように 好きなものを食べることができる
③ 耐久性✨定期的なメンテナンスは必須ですが 長~く使える
これらに優れた 自分の「歯」を手に入れることができる✨✨
💦Demerit(デメリット)💦
①噛みごこちが天然歯(元々生えていた自分の歯)と全く同じというわけではない💦
天然歯には、歯根と歯槽骨(歯を支える骨)の間に 歯根膜(しこんまく)とよばれる クッションのような役割をする組織がありますが、インプラントにはそのクッションの役割をする歯根膜がありません。そのため、噛んだ時の衝撃が直接骨に伝わることになります。これにより最初は多少の違和感を感じる場合がありますが、次第にその噛みごこちにも慣れていきます。
②治療期間が少し長い💦
ブリッジや入れ歯などの治療が数週間ほどで完了するのに対し、インプラントは、数ヶ月~1年程の時間を要します。インプラントのオペ自体は 大体の場合が1時間程度の短時間で終わりますが、インプラント体が周りの骨(歯槽骨)と完全に結合するのを待つ期間が必要なため、人工歯の被せ物が入るまでの全体の治療期間としては やや長くなります。前歯などの見える部分は歯槽骨との結合を待っている間も仮歯を入れるため、見た目はそこまで気にならないかと思いますので その点はご安心ください。
③メンテナンスをしないのは ダメ、絶対。
インプラントは「一度入れたらそれで一生もつ✨」という 魔法がかかった物ではありません。インプラントの寿命はメンテナンスをきちんと受けているかどうかによって 大きく左右されます。メンテナンスを怠り プラークや歯石が付着したままになっていると、インプラント周囲炎という炎症が生じ、最悪の場合インプラントがぐらぐらになってポロリと抜け落ちてしまうこともあります。本当です。せっかくお金をかけたのに、、と私達も悲しくなります。したがって、インプラント治療が完了したあとも、日々の丁寧なセルフケアと歯科医院での定期的なメンテナンスは必須となります。
④治療費が安くはない💦
インプラント治療は、現在の日本の健康保険制度においては健康保険が適用されないため 自由診療となります。そのため、費用のことだけを考えた時には 決して安いとは言えない金額になります。その内訳としては、検査費用、手術費用、インプラント体やアバットメントの費用、被せ物となる人工歯の費用、メンテナンス費用などが挙げられます。ただ、これらの費用は 必ず一括で支払わなければならないものではなく、分割払いやデンタルローンのご利用も可能です。また、インプラントの治療は医療費控除の対象にもなるため、領収書を残しておき 年末調整の際に申請すれば税金の一部が還付されます。
このように、インプラント治療にはメリットがある一方で デメリットも存在します。
しかし、それぞれのデメリットに対する 対策 も存在します。
そして何より、歯を失った事実と歯のない不便さに直面したときにインプラント治療を選ばれる方がとても多いということは、やはりメリットから得られる喜びの方が大きいからだと思います。治療のメリットとデメリットをしっかりご理解いただいたうえで、治療の選択肢のひとつとしてご検討いただければと思います。よろしければ、当院のインプラントのページも ぜひご覧ください。
周りに相談できずにひとりで悩んでいる方も、話だけちょっと聞きたいだけという方も もちろん大丈夫です。お気軽にご相談ください✨✨
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