コラム|船橋の歯医者|かわせみデンタルクリニック

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あなたの顎(あご)は大丈夫?寒い冬に増える「顎関節症」の症状と原因、対策まで✨

みなさん こんにちは✨船橋の歯科かわせみデンタルクリニックです。
気温が高い日が続いていますが、今年ももうすぐ 寒ーい冬の到来ですね。


今回は、そんな 冬に増えると言われている 顎関節症 ( がくかんせつしょう ) について 一緒に考えていければと思います。

みなさんは こんな症状ありませんか?

・朝起きたらすでに顎が疲れている
・気がついたら 奥歯を噛みしめている時がある
・口が大きく開かない時がある (通常時は指3本を縦にして入れることができます)
・口を開けるときに痛みが伴う
・口を開けるときに音が鳴る( コキッ.ミシッ.バキッ.ジャリジャリ.シャリシャリ など )
・顔が歪んでいる


このような症状が 気になる人は 顎関節症という病気かもしれません。

この顎関節症の主な原因としては

・歯ぎしりや食いしばり
・片側だけで食事をする(咀嚼(そしゃく)時の癖 )
・寝るときの体勢の癖による歪み
・頬杖をつく
・外傷によるもの   

これらが代表的な要因です。
ですが、ごく稀に脳の病気などが潜んでいることもあるようなので、気になる方や長らく放置している方は 早めの受診がおすすめです。

そして、特にこれからの季節、みなさんに気をつけていただきたいことがあります🚨✨
北風が強く吹くような寒~い日に、コートのポケットに手を入れながら 無意識のうちに体に力が入ってしまい 奥歯をギューッとを噛みしめてしまう、、なんて経験、みなさんにもありませんか?⛄


通常、食事をしていない時は、上の歯と下の歯が触れ合っていない状態が正常で、 上の歯と下の歯の間に1~3mmほどのスペースがあって 顎がリラックスしている状態が 正しい顎の位置とされています。ギューッと噛みしめてしまっていると気付いたときに 意識して上下の歯を離すようにすることも 顎関節症の予防につながる対策として大切なことなのです。



また、上に挙げた顎関節症の主な原因の中で 自分で意識して気をつけることが難しい「 寝ている間の歯ぎしり」。歯ぎしりの原因の多くは「ストレス」だと言われています。寝ているときに(無意識に)歯ぎしりをすることで日中に受けたストレスを 自分でなんとか解消しようとしているときに起こるのが、この歯ぎしりです💦。

そして、噛み合わせが悪い人も 歯ぎしりをしやすい傾向にあります。特に、上下の歯を噛み合せたときに強く当たる歯が明確に分かる場合は注意が必要です。歯ぎしりをすることで特定の歯ばかりに力がかかり、歯にヒビが入って割れてしまったり、折れてしまったり、徐々にすり減ってしまったりした結果、残された歯の表面から歯内部の神経までの距離が近づくと 痛みが出始め、最悪の場合は虫歯でもないのに神経を取る治療が必要になることもあるのです💦。

その他に、スポーツや筋トレなどで体に力を入れる習慣がある人も 無意識の「癖(くせ)」となって寝ている間に歯ぎしりをしやすい傾向にあります💦。

ちなみに、スポーツ選手が練習や試合中によくガムを噛んでいる姿を目にしたことがありませんか?
実は、スポーツ選手がよくガムを噛むのは 歯や体への負担を減らすためでもあるのです。体に力を入れる時に歯を食いしばると どうしても歯に大きな負担がかかるのですが、ガムを噛むことはその負担の軽減につながるとても理にかなった動作なのです。せっかくなのでここで少しご紹介させていただきますね。

①ガムを噛むことで食いしばりによる力を減らし歯への負担を軽減 ✨

②ガムを噛み、唾液を出し続けることで、口腔内の脱水症状を防止 ✨

③噛むことで出る「唾液」には、集中力Upにつながるホルモンが含まれているので練習中や試合中の集中力がアップ ✨

④噛むことで出る唾液には、消化を促進させる作用があるので消化器官内の逆流を防止し 様々な要因による吐き気を防止 ✨

⑤噛むという動作のリズム運動により、リラックス作用のあるセラトニンが分泌され緊張しがちな場面でもリラックスできる ✨


へぇ~。なるほど~✨と頷いてしまう効果ですよね。ガムを噛むときは、虫歯予防にもなるキシリトールが配合されたものがおすすめです✨当院でも キシリトール入りで特定保健用食品のリカルデントガム(マスカット&グレープフルーツ)を販売しています。スポーツや運動をされる際は、顎関節症の予防対策としても ぜひ試してみてください✨ボクシングなどの激しいスポーツをされる方はスポーツ用のマウスガードをつけて物理的に歯を守ることも大切です。


話が逸れてしまいましたが、
顎関節症の元である 歯ぎしりが原因で 体に現れる「症状」もいくつかあります。

・知覚過敏
 歯ぎしりをすると断続的に歯に力が加えられ、歯にとても細かい割れ目が生じて 歯と歯ぐきの境目あたりで 徐々に歯がえぐれるような形で剥がれ落ちてしまい(くさび状欠損といいます)外部の刺激が歯の神経に伝わりやすくなり 歯がしみるように感じる 知覚過敏をおこします💦。

 くさび状欠損

・歯や歯根の破折
歯ぎしりにより歯に大きな強い力が加わることで 歯が欠けてしまったり、歯の根にまでヒビが入ってしまいます(歯根破折といいます)。歯に大きくヒビが入ってしまったり 歯根まで折れてしまうと、歯を抜くしかなくなってしまいます。この歯根破折、実は歯を失う原因のうち、歯周病・虫歯に続く第3位。ご存じの方は少ないかもしれませんが、歯根破折で歯を失っている人は非常に多いです💦。

  歯根破折

  

・顎の痛み ( 顎関節症 )
顎は左右の関節の部分のみで頭の骨につながっている(ぶら下がっている)ため、歯ぎしりで顎の関節に大きな力が加わると、顎の関節にありクッションのような役割を果たしている関節円板にズレが生じたり、穴が空いたり、変形するなどの症状を引き起こすことで 顎が痛くなります💦。


・頭痛 肩こり
歯ぎしりによって噛む時に使う筋肉「咬筋」などの筋肉に過剰な負荷がかかっていると、つながっている首や肩、こめかみなどの筋肉にも炎症が起きやすくなってしまい、頭痛や肩こりといった症状を引き起こします💦。

歯ぎしりを原因とする顎関節症の治療方法では、ナイトガード(マウスピース)を使用して物理的に上下の歯を噛み合わせないようにする方法が 広く知られている一般的な治療方法ですが、ナイトガードの作製以外に 当院では✨歯科ボトックス✨というタンパク質の一種を注射して一時的に筋肉の過剰な動きを抑制させるという 新しい治療法も取り入れています。

歯科ボトックスは ①筋肉を緩め ②筋肉の過剰な働きを抑制する ので、歯ぎしりや食いしばりの緩和、歯ぎしりが原因の頭痛や肩こりの緩和、歯ぎしりが原因で進行している歯周病の改善などに 効果が期待できます✨✨

ご興味がある方はぜひ一度ご予約のうえ ご相談いただければと思います✨。


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